2014年9月2日13:44:59
こんにちは。
今日は天気が持ち直し、少し気温が上がってきました。
急に寒いくらいの気温になりましたので、
このくらいの方がいいのかも。
ドイツに住んでいる友人はもう朝などは10度くらいまで
気温が下がって寒いと言ってました。
秋がどんどん近づいてきていますね。
さて、よく考えさせられることについて今日は触れようかなと
思います。
多くの社労士の方は企業の顧問という形でお仕事を
していると思います。年金等個人のお客様のご依頼を
受ける方もいますが、大半は先のものだろうと思います。
その顧問先から例えば
「従業員の残業代を支払いたくないんだ。従業員もダラダラ
仕事をしていたり、できない奴の方が遅くまで残っている実情
だし、このような奴らには払う必要がないよね?!」
等という相談を受けたとします。
そういう時、どういう対応をするのか・・・・
労働基準法などの法律の話を持ち出して、きちんと説明し
法に則した方法を取りましょうとするのか
あるいは
その顧問先の意向に極力答えようと、様々な理論武装を考えつつ
その意向のままに動いてしまうのか
みなさんはどちらの方がいいと思われますか?
今、考えた立場を逆転させたときはどうですか?
例えば、従業員側で考えた人であれば経営者側からの視点で考える。
違う視点が見えてくるかもしれませんね。
私はどちらの視点に立つのでもなく、どちらの視点も持ち
同時に、何が問題なのかを考える視点を
持つことがとても重要だと考えています。
先の例からすれば、残業代を支払わないでいいなんていう
ことは法律から言っても、その後のトラブルを考えたとしても
「支払いたくないなら、支払わなくていいんじゃないですか?」
なんて言えるはずがありません。
従業員の側も、昼間はおしゃべりや他の部署に行ったりして
時間を使い、夕方から、「さあやるぞ!」と仕事を始められる方も
実際にはいたりします。
そういう場合に、「残業代支払ってください」と言われて
快く支払う人は多分、居ないと思います。
それに対し、何も対策を取ってきていない会社側にも問題がある。
従業員も多分不満がいっぱい。
それを見ている経営者側も不満がいっぱい
だらだら残業やっててとかできない奴ほど残っている
という現実が本当だとしたら、それを改善する方法等を考えていく
ことが必要なのです。
従業員の不満などを聞いていくことも一つの方法でしょう。
その上で、何ができるのかはまた別の問題になりますから
出来ることを考え、実行していく。
どう実行するのかは、きちんとフィードバックしていく。
実際にはこのフィードバックがない会社が多い。
聞いても聞きっぱなし。
「なんだ聴くだけ聞いて、何も変わらないんだ。
じゃあもう何も言わない!」こうして
溝が余計に深まっていく企業が多い現実。
こうならないために、第三者的視点を持つ社労士のような
立場の人間が果たしていく役割というのは、結構大きいなと
日々感じていたりします。
皆さんの周りでは、どんな現実がありますか?
どんなことがあなたには出来そうですか?