2008年8月12日10:19:03
こんにちは。
昨晩は北島選手の金メダルと、
バドミントンのスエマエ選手達の話題でもちきりでしたね。
今日もまた楽しみです!
正社員でもアルバイトでも入社する時に思っていたのと
違う展開が待ち受けていて、会社側、労働者側どちらも
困ってしまう事態がよくあります。
それは、お互いがお互いにとって都合のいいように
解釈しているため、それぞれ全然違う思いでいるために
起こります。
たとえば、
中途の募集要項に「人事」と書いてあり、人事を経験したいために
入社した人がいたとします。本人は人事だけを頑張るつもりで
頑張っていたところ、営業で一人欠員が出てしまい、
この人に営業も手伝って欲しい、あるいは営業の部署に
異動して欲しいなどと部署移動を命令することがあります。
そうすると、自分は人事だから入社してきたのに、話が違う!
と考えるでしょう。
この状態でご相談が来ることがあるのですが、会社の就業規則が
どうなっているかが重要です。人事異動があると記載されていて、
しかも入社のとき人事専門として雇ったなどの特約がない限り
部門異動はあり得るのです。
会社としては人事異動は会社は命令ができる当たり前のことと考え
入社のときに特に説明もしていない。
一方労働者は募集要項に人事と書いてあるのだから、人事を
やるのが当たり前と思っている。
この違いがトラブルを生んでいきます。
入社時には極力多くの質問をし、多くのことを伝え
書面による労働条件はきちんと通知する、受け取るように
してください。できれば就業規則も渡し、貰ってきちんと
読んでもらいたいと思います。
これでよし!と思うくらい説明をしたとしても、
思い違いは起こり得ます。その時にはお互い顔を突き合わせて
話し合いの場をぜひ持っていただきたいと思います。
意外と、向こうはこう思っているだろうと
勝手な思い込みが自分の行動範囲を狭めていくことが
多いと思われますので。
トラブルの未然防止と起こってしまったとき、
少しでもお互いにとってより良い方向で決着できるように
援助するのが、社労士の重要な役割だなと
つくづく最近思っています。
もっと勉強しなくては!!
この記事へのコメント (0)