2013年3月22日09:49:51
おはようございます。
東京はこの週末が桜の見ごろだそうです。
あっという間に桜が満開。
なんだか気持ち的についていけていない私です。
さて、安倍政権になって政府内の議論が以前取り上げられて
いたものがまた出てくることがあるようになりました。
その一つが「ホワイトカラーエグゼンプション」です。
これは、何時間仕事をしても●時間したとみなしてしまおう
という考え方で、この方式の採用がまた検討され始めて
いるようです。
現在の労働基準法では原則として
労働した時間で賃金を計算する方式
が採られています。
未払残業代や名ばかり管理職などの問題が持ち上がるのは
まさにこの労働時間で残業代を支払う仕組みになっているからです。
しかし、会社側からすると、能力がなくて効率よく
仕事ができない人にほど残業代を支払う必要があるなんて
変だという声がよく上がります。
あるいは残業代を全部払っていたら会社は潰れちゃうよ!
という声もききます。
いろいろな事情がある中で、
時間だけで賃金が決まる方式ではない方式を取ろうと
検討がされています。
ますます長時間労働になるだろう、あるいは
効率よく仕事をして早く帰るようになれるだろうなどと
様々な意見があるようです。
政府や有識者の人がいろいろ検討するのでしょうけれど、
実際に法律が可決し施行されたとき、会社の上の人の
考え方によって全く違う運用がされるのだけは
確かだろうと思います。
机上の空論だけで議論するのではなく、
大手企業だけの声を拾うのではなく、
様々な業種、地域、規模などから実際の声を集めて
どのようなことが起こり得るのかを考えながら
検討して行っていただきたいと私は考えています。
何かが決まったとき、良い思いをする人だけでは
ないのですから、どのような影響があるのかなど
多面的に検討していただけたらと思います。
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